カメレオンの病院の選び方!! いい病院の条件とは?【コラム&体験談】
この記事では、カメレオンと暮らす中で必ず問題になる“カメレオンの病院探し”について、わが家の見解をまとめました。
カメレオンを診察できる病院は数が少なく、“いい病院”を見つけるのはとても難しいです。
体調不良など、いざという時に信頼できる動物病院を知っているかどうかは、大切なカメレオンの健康や命に関わります。
そこで、
- “いい病院”の条件
- “いい病院”の見分けかた
- カメレオンを完璧に診れる病院はない
といった内容をわが家なり考え方でまとめてみました。
まだ一緒に暮らしているカメレオンの病院を見つけられていない、ひどい病院にあたってしまい困っている、という方はぜひ読んでみてください。
“いい病院”の条件とは?
まずはじめに、カメレオンを治療できる“いい病院”の条件とはどのようなものでしょうか?
一言で“いい病院”と言っても条件はその人ごとに違うと思います。
ここでは、わが家が考える“いい病院”の条件と、なぜそのように考えるのかをご説明します。
わが家が考える“いい病院”の条件は以下の 3 つです。
- 治療経験や知識・技術の有無
- 治療に必要な検査設備がある
- どれだけ親身になってくれるか
治療経験や知識・技術の有無
まずは、カメレオンの治療経験や知識・技術があるのか、ないのかです。
以前カメレオンのペットとしての特徴をまとめた記事でも少し触れましたが、エキゾチックアニマル対応病院であっても、カメレオンを診療できるかやその経験があるかというのは病院ごとに違います。
カメレオンはその独特な生態も相まって、エキゾチックアニマルの中でも特異な存在です。
“トカゲを診れますよ”という病院でもカメレオンはダメなこともあります。
また、中には“治療できる”といいながら、全く経験や知識もなく、カメレオンの獣医としては素人状態で診察を請け負っている病院もあります。
そういった病院にカメレオンを託すと、治療と称し命を奪われる結果になりかねません。
最低限、カメレオンの治療の経験や知識・技術があることがカメレオンのいい病院であることの条件の1つです。
治療に必要な検査設備がある
次に、治療に必要な検査設備があるかどうかです。
一般的な病院であれば、レントゲンやエコー検査ができますが、一部の先進的な病院では CT や MRI などの高度な検査設備を所有していることがあります。
もちろん、CT や MRI が必要な治療は少ないですが、そういった設備がないとできない検査や治療があるのも事実です。
高度な検査設備のある病院の方がより“いい病院”であると言えるでしょう。
どれだけ誠実で親身になってくれるか
最後はどれだけ誠実で親身になってくれるか、というポイントです。
カメレオンの治療経験や技術があって、高度な医療設備が整った病院であっても、獣医の先生の対応によっては“いい病院”と言えない場合があります。
カメレオンの医療はエキゾチックアニマルの中でも特に未発達です。
- 臨床研究が不十分
- 病気の原因が解明されていない
- 治療法が確立されていない
- その先生では対応しきれない
といったさまざまな理由で、先生が不本意ながら「できない」「わからない」と答えなければならないケースがたくさんあります。
そんなときに、誠実に「こういった理由で治療できない」と正面から答えてくれると、間違った方法での治療を避けることができます。
逆にそういった事情を隠して不要な手術や治療を勧めてきたり、根拠がないにも関わらず適当な処置をすると寿命を縮めてしまうケースさえあります。
そんな一般的でないペットであるがゆえの難しさの中で、誠実で親身になってくれる病院は本当にいい病院と呼べる大切な条件であると言えます。
どうやって“いい病院”か見分ける?
“いい病院”の条件を考えてみましたが、どうすればそれを見分けることができるでしょうか?
わが家が“いい病院”だと判断する方法としておすすめするのは以下の 3 つです。
- 病院のサイトやブログを見てみる
- 健康診断にいってみる
- あなたの疑問にどう答えるか
病院のサイトやブログを見てみる
手当たり次第にカメレオンを診てくれる病院に行くのも大変です。
まずは手軽な方法として、病院のサイトやブログがあれば確認してみます。
獣医の先生の経歴がプロフィール欄にまとまっていたり、今までの治療例を画像付きのブログで紹介していたりします。
特に、治療例を紹介している病院であれば、本当にカメレオンを治療したことがあると確認でき、どういった症例に対処できる病院かの参考になるので安心です。
もし自宅の近くのエキゾチックアニマル対応病院があれば、公式サイトやブログを確認してみるのをおすすめします。
健康診断にいってみる
病院のサイトやブログだけではその病院の評価ができない場合も多々あります。
しかし、体調を崩してしまったカメレオンを連れて行って、はじめてとんでもない病院だった気付くという事態は避けたいところです。
体調不良のカメレオンの移動はとても負担をかけるので最小限に留めたいうえ、いわゆる“ヤブ医者”にあたってしまった時には治る病気も治りません。
そこで、“いい病院”を見つけるための方法として試しておきたいのが、お迎えしてすぐの健康診断です。
お迎え直後であれば基本的に健康なカメレオンであるはずで、移動のストレスも少なくてすみます。
また、もし健康診断の様子が怪しいようでもカメレオンにはほとんど害がなく、多少の費用がかかるだけです。
まだ“いい病院”を見つけていない、あるいは今の病院に納得していない場合は、カメレオンが健康なときに気になる病院の健康診断を受けてみるのがおすすめです。
具体的に健康診断で何をしてもらうのかはお迎えしてすぐにやるべきこと 3 選の記事で解説しています。
あなたの疑問にどう答えるか
カメレオンを連れて健康診断にいった際、病院の評価をするのに重要なポイントがあります。
それが、“獣医の先生があなたの疑問にどう答えるか”です。
- 飼育の疑問を質問してみる
- 健康状態で気になる部分を聞いてみる
- よくある病気について聞いてみる
など、普段にカメレオンのことで気になることをいくつか質問してみましょう。
本当に経験、知識、技術があり、誠実な獣医の先生ならば、丁寧に理論立てて解答してくれるはずです。
一連の会話の中で何かの誤魔化しや、一方的な意見や知識の押し付けなどがあれば信頼できない病院であると思います。
先にも述べましたが、カメレオンの医療はまだ未熟で、飼育方法すらも絶対的な正解があるわけではありません。
どのような治療にも良い結果だけでなく、うまくいかなかったときの良くない結果が付き物です。
代表的なのが薬の作用と副作用で、カゼ薬1つをとってもカメレオン専用品はなく、中にはリスクと隣り合わせでも使ってみるしかない、というような状況もあり得ます。
正解が見えない中だからこそ、できるだけ“いい治療”ができるように、飼育者に適切な説明と相談をしながら治療方針を決めていくのが最善であると考えています。
あなたの疑問に対して、誠実に、時にはその病院や先生の限界を踏まえながら答えてくれるのが“いい病院”ではないでしょうか?
カメレオンを完璧に診れる病院はない
ここまで“いい病院”を探すと言うことに焦点をあてて考えを述べました。
しかし、大前提としてカメレオンを完璧に診れる病院はない、と思っておいたほうが良いです。
その理由は、そもそも獣医師になるための学習過程に爬虫類に関するものはほとんどなく、獣医師が免許取得後、独自に学ぶしかないためです。
爬虫類の治療法は学校で学ばない
今ではエキゾチックアニマル専門病院などもありますが、爬虫類の治療法は獣医師になる過程では学びません。
獣医師の免許を取得するための国家試験は、獣医学部で 6 年間学ぶことで受験資格が得られます。
その 6 年間で学ぶ内容は、国が「獣医学教育モデル・コア・カリキュラム」としてガイドラインを定めており、
- 講義科目 51 科目
- 実習科目 19 科目
- 合計 70 科目
の膨大な科目数に及びます。
しかし、主な内容は動物全般に広く当てはまるものと、産業動物・犬猫に関するものがほとんどです。
カメレオンなどの爬虫類に関係しそうな科目は70科目中「野生動物学」の 1 つのみ。
しかも生態や分類、保全などの内容が多く、爬虫類の治療法のような実践的な内容は含まれません。
これは獣医師法が産業動物と犬猫を中心に構成され、
獣医師でなければ、飼育動物
(牛、馬、めん羊、山羊、豚、犬、猫、鶏、うずら その他獣医師が診療を行う必要があるものとして政令で定めるものに限る。)
の診療を業務としてはならない。
とされているためでしょう。
一言で言うなら、“爬虫類の治療法は学校で学ばない”のです。
ペットとしての個体数が少なく、医療的にも未熟なカメレオンともなれば、適切な飼育環境や特有の病気について飼育者のほうが詳しい、といったことも珍しくありません。
爬虫類の獣医は質に大きな差がある
前述のとおり、獣医師免許を取得するのに爬虫類の専門知識は必要ありません。
そのため、爬虫類に関する専門的な知識の習得や治療法の実習などを経ることなく、獣医師免許を取得できます。
獣医師免許を持っていれば誰でも“エキゾチックアニマル対応獣医”を名乗ることができるのです。
結果として、獣医が複数いるような大きな病院で爬虫類に関する多くの経験を積んだ人も、全くの独学で学んだ人も、あるいは爬虫類に関して完全な素人状態の人も、同じ“獣医”としてカメレオンの診療にあたることになります。
これはカメレオン飼育者としては恐怖だといっても良いでしょう。
現状、爬虫類の診療をできるかどうかは獣医の質で選別されず、各獣医の努力と良識に委ねられている状態だからです。
実際にわが家でも爬虫類の獣医は各人ごとの質に大きな差があることを体感しています。
カメレオン達に適切な医療を提供するためには、私たち飼育者が少しでも“いい病院”を選ぶしかありません。
また、獣医の先生が一生懸命治療にあたっても、めずらしいペットであり、生態や獣医学的な研究も不十分なカメレオン相手ではミスや誤診をすることもあり得ます。
どれだけ誠実で親身になってくれる病院であっても、過度の期待をせず、何か少しでもおかしいと思うことがあればセカンドオピニオンを求めることも大切です。
わが家が体験した最悪の動物病院
カメレオンを完璧に診れる病院はなく、爬虫類の獣医は質のバラツキが激しいと述べました。
直接カメレオンの飼育に関係の薄いこの記事を書いたのは、わが家が質の低い最悪の動物病院を体験したことがあるからです。
これは、まさに爬虫類の獣医は質に大きな差があることを象徴するできごとでした。
その時、私たちの知識がもっと浅ければ、最悪の場合カメレオンの命が奪われていたかもしれません。
そういった事態に遭遇した時に、正しい判断をして少しでも多くのカメレオンが助かって欲しいと思っています。
他のカメレオンのため、この時の体験もお話ししておきます。
「今手術しないと命はないです。本当にそれでいいんですか?」
この体験をしたのは、けーくんが2回目の脱腸をした時です。
わが家のパンサーカメレオン、けーくんは 1 歳を迎える少し前に初めて直腸の脱腸を起こし、かかりつけの動物病院 A で処置してもらっていました。
その後、何事もなく過ごしていたのですが、ある日の排便後 1 回目よりも明らかに脱出量の多い脱腸を起こしてしまいます。
タイミングが悪く、その日はかかりつけの動物病院 A が休診日でした。
なんとかすぐに対処してあげたいと思い、しかたなく別のエキゾチックアニマル対応病院 X に診てもらうことにします。
この病院 X が本当に最悪だったのです。
けーくんを診てもらったところ、動物病院 X の獣医は、
- この状態だと開腹手術しないと治らない
- すぐに処置しないと死ぬ
と告げてきました。
過去の記事でも触れたとおり、カメレオンの開腹手術はとてもリスクの高い処置です。
その方法を試さなければどのみち命がない、という場合に一縷の望みをかけて行うケースがほとんどです。
動物病院 A では最初の脱腸の際に開腹手術せずにきちんと処置をしていただいたうえ、適切な処置ができれば命に関わるような症状でないことは明らかでした。
かーくんをお迎えする時からお世話になっているブリーダーの方に電話で相談し、その場で手術は断り病院から出ました。
しかし、駐車場までこの動物病院 X の獣医が追いかけてきて、「今手術しないと命はない。本当にそれでいいのか?」と脅しまでかけてきたのです。
結局、けーくんはブリーダーの方に教えてもらった応急処置をして、翌日に動物病院 A で診てもらうことに。
初回の時と同じく丁寧な処置で、開腹手術などせずに治療をしてもらえました。
処置後に動物病院 X でのできごとを伝えると、動物病院 A の先生は「この程度の脱腸では開腹手術はおすすめしない」と断言されました。
脱出した腸を整復する技術のない獣医が、成功率の極めて低いカメレオンの開腹手術をして何ができたのでしょうか?
“患者=お金”とみる獣医もいる
動物病院 X がこのような対応をした理由にはある程度想像がつきます。
動物病院 A と動物病院 X は 2km ほどしか離れていない、すぐ近くにあります。
もともとは動物病院 X があったところに、診療内容が被る動物病院 A が最近開院した、という順番です。
動物病院 A の先生に詳しく話を聞いたところ、動物病院 X に適当な診察をされたり、安楽死を勧められたという理由で来院された患者さんが複数いることがわかりました。
おそらく、対応などで先生の質の違いに気づいた多くの患者さんが、動物病院 X から動物病院 A に流れているのではないでしょうか?
- 腕の良い競合病院ができる
- 患者が減って経営が苦しい
- 病状に関わらず手術をする
- 患者あたりの単価を上げられる
- 経営の支えにできる
おおむねこういった経緯ではないかと想像します。
運よく私たちには初回の脱腸の経験があり、ブリーダーさんのサポートもありました。
しかし、初めての脱腸で気持ちが動転している時に動物病院 X のような対応をされたらどうなっていたかわかりません。
多くの病院や獣医の先生は動物の健康や命を想って仕事をされています。
それでも中には“患者=お金”と考えているとしか思えない対応をする病院があるのも事実です。
健康な状態の健康診断などで、その病院が信頼できるかどうかを事前に見極めておくことをおすすめします。
有名なカメレオンの病院3選
最後にカメレオンの治療ができる病院を 3 つ紹介したいと思います。
私たちも直接確認できてはいませんが、以下 3 院はカメレオンの診察が可能で、診察用設備もしっかりしていそうです。
お近くの病院があれば、まずはこれらの病院にいってみてはいかがでしょうか?
ただし、半日かかるような長距離の移動はカメレオンに負担がかかります。
特に病気やケガで体力が低下している際は慎重な判断が必要です。
エキゾチックアニマルの場合、病状の急変や症状が出た時にはすでにかなり悪化してしまっているというケースもあり、カメレオンも例外ではありません。
繰り返しになりますが、健康な時に健康診断などで信頼できる病院であるかどうか、事前の確認をおすすめします。
また、休診日や診察可能時間、注意事項をご確認のうえ受診してください。
田園調布動物病院(東京都)
田園調布動物病院
〒145-0071 東京都大田区田園調布2-1-3
CrazyGeno の店主さんが通う動物病院。
おそらく日本で 1 番カメレオンに詳しい病院です。
お近くにお住まいであればまずこちらへ。
田園調布動物病院
〒145-0071 東京都大田区田園調布2-1-3
CrazyGeno の店主さんが通う動物病院。
おそらく日本で 1 番カメレオンに詳しい病院です。
お近くにお住まいであればまずこちらへ。
もねペットクリニック(愛知県)
もねペットクリニック
〒470-2102 愛知県知多郡東浦町緒川旭13−2 イオンモール東浦 1F
公式サイトではカメレオンの病気に関する治療例も掲載。
その他生き物の治療例からも丁寧な診察の様子が伺えます。
もねペットクリニック
〒470-2102 愛知県知多郡東浦町緒川旭13−2 イオンモール東浦 1F
公式サイトではカメレオンの病気に関する治療例も掲載。
その他生き物の治療例からも丁寧な診察の様子が伺えます。
大阪動物医療センター(大阪府)
大阪動物医療センター
〒550-0015 大阪市西区南堀江3丁目7-22
動物用の CT/MRI など設備が充実しています。
可能であれば院長の巽先生を指名するのがおすすめです。
大阪動物医療センター
〒550-0015 大阪市西区南堀江3丁目7-22
動物用の CT/MRI など設備が充実しています。
可能であれば院長の巽先生を指名するのがおすすめです。
大阪のおすすめ病院変更について(2024.4.1)
以前は、中央動物医療センター(〒540-0011 大阪府大阪市中央区農人橋3丁目1−24)を大阪府のおすすめ病院として紹介していました。
しかし SNS の情報によると、2023 年の秋頃に爬虫類診療で人気の高い巽院長がグループ内で移動となったようです。
そのため移動先である大阪動物医療センターをおすすめとして紹介することにしました。
両院は車で 10 分ほどの距離ですので、立地的には大きく変わりません。
【参考】巽院長の診察についてのお知らせ|中央動物医療センター(大阪市中央区農人橋)
爬虫類を診察できる病院を探せるサイトReppital
X 上で有志の方々と情報提供者によって、本当に「爬・両を診てくれる獣医さん」の情報がまとめられました。
そこから実際に爬虫類や両生類を診察してもらったという一次情報を集めて作られたサイトも立ち上げられています。
掲載されている病院でカメレオンの診察が可能かどうかはわかりませんが、「爬虫類診察可」としていながらも素人だった…というような酷い病院を避けることができます。
都道府県名で検索することができますので、ご自宅の近くで良い動物病院が知りたい場合は、ぜひ参考にしてみてください。
【参考】Reppital
また、今すでに良い動物病院をご存知の方は、X の @ahiru_lab3 さんまで情報をお寄せください。
リポストなど情報の拡散にもご協力いただけると、より多くのカメレオンを助けられるかもしれないのでよろしくお願いします。
補足:Reppitalが生まれた経緯
X 上で 2021 年 7 月、葉月★(米処FAMILY)(@FAMILYkome) さんが、#本当に診てくれる獣医さん タグで情報収集を開始。
多くの方が実際に診察してもらったという情報を提供して下さっています。
同年 9 月 web デザイナーである ahiru lab._yuto(@ahiru_lab3)さんが、集まった情報をもとに Reppital をサイトとして公開。
2024 年 3 月 29 日現在、84 件の病院が登録されています。
これだけの手間がかかるサイトを無償で提供していただき、感謝しかないです。
繰り返しになりますが、もし今良い病院をご存知の方は(@ahiru_lab3)さんまで情報提供を、可能であればリポストなどの拡散をお願いいたします。
カメレオンの病院選び まとめ
今回は、カメレオンの病院選びについてわが家の考え方や実体験をもとに意見をまとめてみました。
この記事で伝えたかったことをまとめると、
- カメレオンを完璧に診れる病院はない
- その中で少しでも“いい病院”を探す
- 事前に健康診断で病院の評価をする
- 少しでもおかしいと思ったらセカンドオピニオン
以上となります。
カメレオンと暮らすうえで病院選びは避けて通れませんが、カメレオンを適切に診察してくれる病院は本当に探すのが大変です。
残念ながら現状の動物病院では、私たち飼育者がしっかりと病院選び、獣医師選びを行う前提で行動しなければ安心できません。
しかし、これは獣医各個人の問題というよりは、獣医師免許という制度自体の欠陥が大きく影響していると思います。
今の獣医師免許の取得過程には、爬虫類という動物群が完全に抜け落ちたものとなっているからです。
私たちが安心してカメレオンを病院に連れて行けるよう、爬虫類の飼育者が増えている現状に即した獣医師の免許制度になってほしいと願っています。
それまでは各飼育者が信頼できる病院や獣医師を自分で探し出すほかありません。
ぜひカメレオンが健康なうちに病院探しをしておいてあげてほしいと思います。
この記事がカメレオン飼育者の方や、これから飼い始める方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。